2006.03.23
本当に専念するのはこれからという話。

さて内容に託けて私事ですが、とある協会の指導員の研修が始まります。昨年の暮れ、創作と私事に専念すると公表したのはこのことです。
1月に願書を提出し、選考会を受け、このほど合格通知をいただきました。週3日の研修生活に入ります。学費は負担していただけます。
それは学生時代に学んだことや原点にかえる勉強でもありますし、おそらくこれからの生涯、柱となって、実生活を支えてくれるものになると思います。と書くと、
「なぜ? 書くのをやめるの?」
と疑問をもたれる方がいらっしゃるかもしれません。

ちがいます。

それは、私がめざしている書き手になりたいからでもあります。
大切なことなので、ここでは率直な言葉にできませんが……
例えば……
映画「ナルニア国物語 第1章」を観たあと、あらためて原作『ライオンと魔女』(岩波書店)を読み返しました。
ストーリーのなかに、ふと、追い求めていたものとつながる場面が出てきました。
ピーターが「サンタじいさん」からもらった一ふりの剣と銀色の盾のくだりで、

「もぎたてのイチゴのように赤い一頭のライオンが後足で立ちあがった紋章が描いてありました。」(瀬田貞二訳 「10 魔法のきずな、ゆるぎだす」)

と書かれています。
中世のイギリスでは、イチゴは「先見の明」の寓意です。キリスト教と深い関わりがあることを学んだばかりでした。
きっとナルニアと聖書を深めている方には、この一文のなかにも「衣装だんす」があることに気づき、ここから奥の世界へと行けるのではないでしょうか。
もちろん、ほかにも「衣装だんす」が、ほらほらと……。
この「衣装だんす」に鍵がかかっているのかいないかは、読み手自身に拠るもので、知っていようがいまいが、物語は楽しめるものであればいいと思います。
でも私が行きたいところに行くためには、その姿勢であり続けたいのです。
めざしているのは、そういうものです。



投稿文とはまったく関係ない本日のお弁当。ひじき巾着。
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